2月某日

大阪へ


2月某日

深夜、あまりの静かさに目を覚ました。
雪の中にいるような静寂。
夜に吸い込まれそうになる。


" Nobody realizes that some people expend tremendous energy merely to be normal "

Albert Camus(1913 - 1960)





2月某日

自分がやらなくていいことが少しずつ見えてきたように思う。
寂しくもあるけど、ほんの少し楽になった。

そういう時期なのだろう。
祈るようにして生きている。
休みなく、際限なくものを創って1日が終わることに充足を感じながらも、
そうやって日々が流れていく事をどこかで畏れている。



2月某日

犬が見ていた


2月某日

あの日も雪が降っていた。今日と同じように。
それが何月何日だったのかすら思い出せない。
今でも「ただいま」と玄関を開けて帰ってくるような気がしている。
いつか、また会えるのだろうか。


Copyright 2015 (c) Takuto Endo. all rights reserved. menu